化粧水を選ぶときは、何を基準に選んでいますか?価格?容量?それとも広告?自分の肌に化粧品を選ぶコツは、配合されている成分をチェックすること。
肌の刺激になるような成分は、なるべく配合されていないほうがいいですし、効果のある美容成分がたくさん配合されている方が嬉しいですよね。
なかでも、乾燥肌で悩んでいる方におすすめしたい成分が“セラミド”。セラミドは、もともと私たちの肌の中にある成分で、肌の一番上の角層の細胞と細胞の間に埋める“細胞間脂質”の一つです。細胞間脂質の40%~60%をセラミドが占めているといわれています。
この細胞間脂質が減ってしまうと、肌のバリア機能が低下し、肌の水分も失いやすくなってしまいます。化粧水でセラミドを補うと、バリア機能を保持でき、肌の水分もキープできます。
ここでは、化粧水に配合されているセラミドの種類を見分ける方法や、これまで使ってよかったセラミド配合の化粧水についてご紹介します。
肌のセラミドの種類
わたしたちの肌にあるセラミドは、いくつかの種類があり、種類ごとに役割や機能が異なります。そのなかでも、代表的なセラミドをご紹介します。
・セラミド1
水分を保持する、外からの刺激や異物などから肌を守る(バリア機能)
・セラミド2
水分保持力が強い。人の肌に一番多いセラミドだと言われている
・セラミド3
水分を保持する、しわを浅くする
・セラミ4・5
角質層にバリア機能を構築し、それを維持する
・セラミド6・6Ⅱ
水分を保持する、ターンオーバーを促す、しわを浅くする
これらのセラミドの中で、とくに重要なセラミドだといわれているのが、セラミド1、セラミド2、セラミド3です。そして、乾燥肌の方に有効だといわれているのが、セラミド1、セラミド3、セラミド6なので、化粧水を購入するさいは、成分表に“セラミド1”・“セラミド3”・“セラミド6”が配合されているかどうかチェックするようにしましょう。
化粧水に配合されているセラミドの種類
化粧水に配合されているセラミドは、天然、合成とさまざまな種類があります。ここでは一般的に、化粧水に配合されているセラミドの種類をご紹介します。
・ヒト型セラミド(バイオセラミド)
酵母などから作られたセラミドです。人の肌にあるセラミドと似た構造をしており、肌に優しく浸透力、保湿力に優れています。
・動物性セラミド(天然セラミド)
馬など動物由来のセラミドです。保湿力と浸透力に優れていますが、比較的高価です。
・植物性セラミド
米ぬか、小麦胚芽などから作られたセラミドです。
・疑似セラミド(合成セラミド)
石油原料などから化学合成されたもの。安価ですが、効果はあまり期待できません。
この中で最も効果が高いと言われているのはヒト型セラミドです。セラミド配合化粧水を選ぶ時には、ぜひヒト型セラミドが配合されたものを選んでみてください。
化粧水に入っているセラミドの種類の見分け方は?
化粧水のパッケージには、配合成分が表示されています。しかし、その中でどれがセラミドなのか?どの種類のセラミドなのかわからないという方もいるかと思います。
効果が高くおすすめのセラミドは、「セラミド1、セラミド6Ⅱ」のようにセラミド+数字、または「セラミドAP、セラミドNP」などようにセラミド+アルファベットの形で表示されます。
動物性セラミドの場合、「セレブロシド」「ウマスフィンゴ脂質」「ビオセラミド」など、植物性セラミドは「コメヌカスフィンゴ糖脂質」「植物性セラミド」などと表示されます。
疑似セラミドの場合には「セラミド」という言葉が入っておらず、化学的な成分の名前で表示されます。セラミド配合と書かれているのにセラミドの文字が無くとても安価な場合には、配合されているのが疑似セラミドである可能性が高いと言えます。
効果の高いヒト型セラミド配合の化粧水を選びたい場合、「セラミド+数字」または「セラミド+アルファベット」の成分が配合されているかチェックすると良いでしょう。
おすすめのセラミド配合化粧水は?
最後に、実際につかってみてよかったセラミド配合の化粧水をご紹介します。
ディセンシア アヤナス ローション コンセントレート 125mL
ナノ化してカプセル化されたヒト型セラミドを配合。この「セラミドナノスフィア」は、通常のセラミドよりも4倍浸透力に優れています。
さらに油になじみやすい「高浸透グリセリン」が配合されているほか、くすみを予防する成分、コラーゲンの生成を促す成分、炎症を抑える成分なども配合。しなやかで張りのある肌を実現します。
合成香料不使用、無着色、アレルギーテスト済みである点も安心できますね。
まずはトライアルセットで、肌に合うかどうかを試してみるのがおすすめです。
https://www.decencia.co.jp/nccp/ay-0255-l.aspx
セザンヌ スキンコンディショナー高保湿 500mL
セラミドAP、セラミドNP、セラミドEOPの3種類のセラミドが配合された化粧水です。そのほか、ヒアルロン酸やコラーゲン、アミノ酸、植物由来の美容成分などを配合。しっかりと肌の潤いを守ってくれます。
500mlの大容量で、1,000円を切るお値段も嬉しいところです。
リッツ シェイプモイスト ローション 150mL
セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱを配合。さらに保湿成分のエクトイン、プロテオグリカンも配合しています。与えた潤いを長時間キープし、毛穴を目立ちにくくします。
さらに、植物幹細胞由来成分を配合。パラベンやアルコール、着色料、合成香料、石油系界面活性剤、鉱物油などは使用されていないので、肌の弱い方でも安心して使うことができます。
ヒフミド エッセンスローション 120mL
セラミド1、セラミド2、セラミド3を配合。潤いをしっかりと与え、乾燥によって目立ちがちや小じわを目立たなくしてくれます。
さらにリピジュアやモイスチャースプリング成分などの保湿成分を配合。角質層が潤うことにより、ハリや弾力のある肌を実現します。
スキンケアを行う際には10円玉くらいの量の化粧水を手に取り、手のひらを使ってハンドプレスするようになじませると肌がしっとりとうるおいます。
ディセンシア つつむ ローションセラムE 120mL
高浸透の保湿成分である「セラミドナノスフィア」が角層内でほぐれて、不足した潤いを補います。さらに、天然保湿因子(NMF)の4割程度を占めるアミノ酸を5種類高配合。肌が本来持つ保水機能を高め、美しく強い肌を実現します。
そしてエモリエントプール成分が、角層の表面で水分が蒸発するのを防いでくれます。美容液のようなとろっとしたコクとローションの浸透力を併せ持つ使用感も魅力の一つです。
まとめ
セラミドが配合された化粧水を選ぶときのポイントは、成分表示に記載されているセラミドの種類に注目をしてください。
乾燥肌で悩んでいる方は、成分表示に“セラミド1”・“セラミド3”・“セラミド6”が配合されているかどうかチェックして選んでくださいね。